
コラム
スカッシュのココ!が面白い!
数あるスカッシュの面白さの中で、最初に浮かんでくるのはなんといっても『壁』の存在でしょう!
他のスポーツの中でも、競技場(コート)が四方を壁に囲まれている競技は、ほとんどありません。
初めてコートに入ったときのあの威風堂々とした存在感。
スカッシュにおいて絶対的な存在、それが『壁』です。
プレーヤーが打つ球はかならず壁に当たらなければなりませんし、相手からの返球も必ず壁から跳ね返ってきたものです。
そのため、スカッシュが相手と対戦している、というのを知らない方もいらっしゃると思います。
テニスや卓球と違い、ネットの向こうに対戦相手はいません。
自分の隣にいるのが対戦相手です。
壁を利用し、利用され、相手が取りづらいところに打ち合って勝負します。
その壁を利用するショットの中で最もなのが「ボースト」というショットです。
スカッシュは打った球が床につく前に、正面の壁に当たらなければならないのですが、最初に当たらなければいけないわけではありません。
横の壁に最初に当て、跳ね返った球が正面の壁まで届けば、そのショットは有効です。
そして、コレこそが「ボースト」というショットなのです。
ラケットで打たれた球は、まるでビリヤードのように壁から壁へ跳ね返り、床に落ちます。
ボーストを打たれた相手は相手が打った角度を見て、ボールがどこに落ちるかを予測して動かなければなりません。
壁の存在が、戦略性に大きく関わってくるのです。
また、スカッシュにおける、最高にかっこいいショットが「ニックショット」です。
ニックとは角のことで、床と壁が接地している場所になります。
ここに正確に打たれた球は、ほとんどバウンドもせずに床を転がるのです。
打たれた相手はラケットを振ることもできずにポイントを奪われ、次のラリーに備えるしかありません。
このように、いかに壁をうまく使えるかが、スカッシュの非常に面白い部分のひとつです。
どの壁にどれくらいの強さで、どれくらいの角度で、どれくらいの高さで、どの辺りに跳ね返らせるか・・!
自分の思い描いた場所にボールを沈めることができたとき。最高に気持ちいい瞬間です!




